ビジネス

川嶋社長へ残念なお知らせ

高い志と技術で、ここまで地道に努力を重ねてこられた姿勢には敬服致します。業界大手と安易に手を組むことなく、民間資金援助に頼ってマネーゲームに陥ることもなく、ベンチャー企業のあるべき姿を守りながらここまで技術と製品を発展させてこられたことは…

手紙3

かつゆきへ お久しぶり。随分忙しいんだろうけど、今度の同窓会にはせめて顔を出してくれよな。何せお前は俺たちのなかの出世頭だからな。国内外を飛び回って活躍しているようで、随分マイルも貯まっているんだろうな。うらやましいよ。いや、そもそもお前は…

手紙2

あきひろへ 新年おめでとうあいかわらず元気で活躍していることと思います今年も体だけは気をつけて、無理をしないでください医療と関わりの深い仕事をずっとやってきたのだから、そんなあなたが健康を害してはいけませんよね ところであなたが社長をやって…

手紙

ひろゆきへ 元気にしてますか会社はどんな調子ですかあなたが社長になってからずいぶん経つけど、未だにいろいろ世間では言われているようじゃないか毎日大変だろうけど、体には気を付けてくださいね あなたは昔から頭が良くて、学校の成績も良かったし、だ…

経営陣の皆さんへ

司法取引に応じて罰を軽くしてもらうとは、姑息なことをやるもんですね重大なコンプライアンス違反があったことを認めたわけですから、社内規程に基づき、直ちに関係者を処分すべきではないでしょうかそして、当然ながら経営陣としての責任も取って頂かなく…

経営陣の皆さんへ

会社員とは、会社に雇用され労役を提供して給与を受け取る者を言います。 経営者とは、会社という社会の公器を活性化させその経営を通じて社会に価値を提供するという夢を持ち、その実現のために、責任を持って自分の人生を捧げる覚悟がある者を言います。 …

経営陣の皆さんへ

いつも決算発表や株主総会、年頭説示やIRなどで発せられる言葉はご立派ですね。最近はすっかり慣れて、落ち着いて出来るようになったようだ。 でも、あなた方の行動は、ズバリ「誠実」ですか?ステークホルダーの「共感」を得ていると思いますか?社員の「…

「成功を条件に提案を承認する」と言い放ったH本部長

私が新事業に携わっていた当時、隣の部署のリーダーがある施策をH本部長に提案したのだが、その対応は呆れたものだった。そのリーダーは元々H本部長とは反りがあわなかったのだが、提案を受けてHの言い放った言葉が、「絶対に成功させることを条件に、提案…

「私は部長が出来ます」という人は本当にいるのか

シニアの転職の話題になると必ず出るのが、あなたは何が出来ますかと面接で聞かれ、「私は部長が出来ます」と堂々とアピールする人がいるという話がある。世間に通じる一流のスキルや知識が何もなく、今の会社で「部長」をそこそこやってきたということで、…

”日本企業で経営者になる人材というのは、社内政治を勝ち上がってきたというだけで、本来の経営能力があるわけではない”

現代ビジネスに、辻野 晃一郎氏の寄稿によるこんな記事があった。 ”先日、日本にも投資先を多く持つ著名な米国人アクティビストと懇談する機会があった。彼は、「日本企業で経営者になる人材というのは、社内政治を勝ち上がってきたというだけで、本来の経営…

成果主義って結局何だったのかな

私が勤務する会社にいわゆる成果主義が導入されたのはもう20年以上前のことだ。会社は「やめました」とは一度も言ってないので、きっと今でも続いているのだろう。 当時、上司がこんなことを言っていた。「もし成果が全く同じ人が二人いるとしたら、残業時…

新年度の社長方針はこれで決まり!

1.自己保身の追及2.不正、不祥事の徹底的な隠ぺい3.消極的開示姿勢の完遂 どうですか?社長。これ以上あなたに似合うものはない。

もうそろそろ、腹を括る時じゃありませんか?

責任を取るのが仕事の人たち、さあ本来の仕事をしてください色々と出てしまって、それでもまだしらを切るつもり?知らなかったじゃ済まされないよ。それが役員というものだから。教わったでしょ?関与した複数の役員は退任頂き、残った人たちも減給降格処分…

就業規則を無視して懲戒処分を下すなんて、それこそが規則違反でしょうよ

会社の規程に違反したら、懲戒処分を受けることがあるのは当然のことだろう。 懲戒にはどのようなものがあるのか、どのようにして懲戒が決定して処分が下されるのかも、やはり規程で定められているはずだ。その規程は関係者に公知のものでなければならない。…

コーポレート・サイコパスと聞いて思い出すこと

昔、私が勤務する会社に大手の生保から移ってきて役員に就いた人物がいた。T専務と呼ぼう。その生保は当時会社の筆頭株主だったはずだ。私は直接T専務に接する機会はなかったが、次の逸話は記憶に残っている。 ある時、私の職場に「先日T専務が出張された…

100年続く日本企業で、経営者の質の劣化が止まらない

すでに手遅れな気がする。これまで発展を続けてきて世界的にも名前が知られる有名企業が、これからどんどん衰退する。なぜならそれらは、経営者にふさわしくない人間がその座についているから。 内部昇格で経営者の座にまで上り詰めた者は、大抵、同じ組織内…

企業のトップは聖職である

ダイヤモンドオンラインに、「出光と創業家の法廷闘争は今後の経営に良い影響を及ぼす」という記事があった。牛島総合法律事務所の牛島信弁護士へのインタビューで構成されている。牛島弁護士は、「大企業のトップは皆聖人たるべく運命づけられている方々」…

経営スタッフは忖度をやめよ、役員に楽をさせるな

会社には大抵の場合、社長を含む経営陣をサポートする部門がある。経営企画室などと呼ばれる部署だ。そこのスタッフは単に秘書的な役割で経営陣の身の回りのお世話をやらされる場合もあるが、そうではなく経営陣のブレーン、または右腕としての役割がある場…

O氏の事業推進の手腕や如何に

O氏は中核事業の推進部長。その事業は会社全体を支える柱として、まだまだ稼ぎ頭として競合に打ち勝ち、成長を続けてもらうよう、O氏には推進の舵取りをしてもらわなければならない。 ところでO氏は数年前、新規事業の提案について次のように力説していた…

副社長の責任と権限とは

数年前、CFO担当の取締役執行役員が、CFOの役割はそのままで取締役「副社長」執行役員になった。それまでは長らく副社長の肩書を持つ人はいなかったので、久々の副社長復活ということになる。 ただ妙なことに、決裁権限などの決まりでは副社長自体に何の役割…

役員には”休日”などありませんよ

役員と社員では「休日」のあり方、扱いが違ってきます。役員には「休日」などありません。役員は労働基準法で守られず、就業規則は原則的に適用されないものだからです。 そもそも役員とは、取締役会の委任によりある一定範囲の業務執行責任を負う立場であり…

経費削減の指示は、役員報酬をとことんカットしてからにせよ

私が勤務する会社は、対外的には主要な事業領域は3つと説明しているが、実際は1つの超優良事業が長年に亘って売上高、シェア、収益性で抜群の状態を続けて全社を支えている。完全な一本足経営で、数年おきに新製品を出して既存顧客に更新させるだけ。これ…

N氏の優雅な定年後再雇用の実態は

N氏は海外駐在経験を豊富に持ち、先日定年を迎えた。 定年直前まで海外子会社の社長を務めたが、なんと定年後もしばらくはヒラ取締役として現地駐在を続けていた。定年後も海外駐在を継続する例はあまりない。現地の法規制か何かの都合で帰国させられなかっ…

M氏の華麗な経歴と肩書の意味は?

私が勤務する会社で実際にあった、大きな失敗事業の話しです。2010年に、アメリカでの買収を含めて合計で100億円以上を投じて新事業に乗り出した。その後ヨーロッパにも次々に子会社を作った。怪しげなコンサルに多額のフィーを払い、得体の知れない人物…

「タカタ」の経営破たんについて思うこと

タカタがついに民事再生法の適用を申請した。 社長兼会長が記者会見で経営破たんについて謝罪していたが、製品の不良については未だに謝罪していないという。これまでの印象では、社長兼会長のメディアへの露出は多くない。製品不良についても経営状況につい…

読了 「東芝解体 電機メーカーが消える日」 大西康之著 講談社現代新書

めちゃめちゃ面白くて一気に読んでしまった。 東芝、NEC、シャープ、ソニー、パナソニック、日立、三菱電機、富士通という家電メーカー8社が衰退した背景を綿密な取材に基づくと思われる資料を基に赤裸々に分析してある。 会社によって多少の違いはあれ…

「働き方改革」は社員の「多様性」に如何に対応できるかが問われている

私が勤務する会社でも、本部のお偉いさんが期初のイベントで「働き方改革」をテーマに議論する場を設けていたが、その後は早くも立ち消えかと思えるほどに何も聞こえなくなってきた。予想どおりである。 働き方改革と言うと、電通の事件などで長時間労働是正…

サラリーマン経営者は経営哲学を持て

最近、「サラリーマン経営者」という言葉をよく耳にするようになった。サラリーマンが出世して役員にまで登り詰めたはいいが、いざ経営を担う立場になってもまだサラリーマン的マインドから抜けだせず、というか抜け出さねばという自覚すら無く、経営者に相…