成果主義って結局何だったのかな

私が勤務する会社にいわゆる成果主義が導入されたのはもう20年以上前のことだ。会社は「やめました」とは一度も言ってないので、きっと今でも続いているのだろう。

当時、上司がこんなことを言っていた。「もし成果が全く同じ人が二人いるとしたら、残業時間の少ない方を上に評価する」と。なるほど、それは結構なことだとその時は感じた。サービス残業が当たり前の時代から多少変化の兆しが見え始めた頃だった。


でも実際にそんな事が実践されたとは思えない。そもそも、「成果が全く同じ」なんて事があるのか。担当業務が違うのに。


結局、成果主義などと言っても勤勉さとか忠実さとかの主観を完全に取り払うことなど無理。人が人を評価するのに、真に公平というのはあり得ない。最初から、人事評価は不公平、と心得ておくべき。自分が評価する側に回ったとして、どんなに公平にやったつもりでも(大抵はそう思うだろうが)結果として不公平になってしまうことを心得るべき。

働き方改革に関連して残業削減を言うやつをみると、本当に見識の浅さにあきれる。